イベリア半島では8世紀以降、長くイスラームの支配が続いた。その始まりは、711年にウマイヤ朝がイベリア半島へ侵入し、西ゴート王国を滅ぼしたことにある。この征服によって、イベリア半島の大部分はイスラーム教徒の支配下に置かれ、以後、数世紀にわたってイスラーム勢力とキリスト教勢力が併存する地域となっていく。
これに対して、北部に残ったキリスト教徒勢力は、カスティリャ王国や( )を中心に、失われた領土を回復しようとする動きを強めていった。この国土回復運動は、後に「( )」と呼ばれることになる。
12世紀には、カスティリャ王国から独立した( )王国も加わり、キリスト教勢力は次第に南へと進出していった。そして15世紀、カスティリャ王女イサベルとアラゴン王子フェルナンドの結婚を契機に、両王国の領国が実質的に合併され、( )王国が成立する。スペイン王国は1492年、イベリア半島最後のイスラーム国家であったナスル朝の都グラナダを陥落させ、ここに700年以上に及んだレコンキスタは完了した。
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