
By: Kris Haamer
アナタには決まった手帳の使い方がありますか? 毎年同じモノを使う人、変える人それぞれ。
年末、年度末が近くなると書店に一斉に手帳が並びます。最近は主婦向けの手帳も多くでてます。
同様に男性、女性向け雑誌に手帳の選び方や使い方特集が組まれます。
こう言っては何ですが、特集記事の内容はいつも同じ。でも気になって買ってしまう人も多いのではないでしょうか?
「手帳をどう使ったらいいのかよく分からない。」「長続きしない」などの悩みを多くの人が抱えているわけですね。
1年間で手帳を何冊も買い換える
わたしも、手帳に関して「選び方」「書き方、使い方」・・・いつも悩んでました。多いときには同じ年に4冊ほど購入してます。
そんなわたしが、どんな手帳の使い方に落ち着いたのかをテーマにして話してみます。
手帳が自分を変えてくれると思った

By: Lauren McKinnon
過去、自分にあった手帳が見つからなかった理由を、今のわたしが考えてみました。
・複数のことを1冊の手帳でやろうとした。(今のわたしの管理法は後ほど紹介)
・自分の手帳の使い方に自信がなかった。もっと良い書き方、良い手帳があるハズだと思ってしまい、1冊購入しても長続きしない。
手帳特集される月になると新しいモノがほしくなる。もっとデキる自分になれると錯覚。
・カンブリア宮殿とかプロフェッショナルに出ている人=ビジネスやその分野で成功している人のマネをしたくなる病があった。
テレビにでるとだいたい、その人の本が出版されたり、週刊ダイヤモンドなどで特集されることがあります。
そこで手帳とか紹介されることがありまして。。。
ナイモノネダリをしてました

By: Ernst Moeksis
誰のマネをする必要もなく、1冊で無理やり管理しなくて良かったのです。
1万以上する手帳を買ったとしても、急に仕事ができるようにはなりません。
相手に軽く見られないためとして買うならまだ良いのですが、わたしの場合は「デキる人間になれる」と錯覚してたパターンでした。
これから「現時点での私の手帳の使い方」をご紹介し、さいごに手帳に選び対して思うことを述べさせていただきます。
スケジュールはデジタル管理が楽
手帳を購入する理由のひとつがスケジュールの管理ではないでしょうか?
紙の手帳で管理するよりも数倍、デジタルが便利でした。一番の決め手はリマインダー機能です。
予定を書き込むときに、事前に教えてほしいときにリマインダーを設定しておきます。秘書的な役割を果たしてくれます。
iPhone+ジョルテ。リマインダーをフル活用
わたしの場合はスマホにジョルテというアプリを入れて使用してます。※ジョルテはAndroidにも対応してます。
一時期はiPhoneに最初から入ってるものを使いましたが、ジョルテのほうが使いやすいです。
「紙だとボールペンで書き込んだものを消せないからデジタルが良い!」という話ではありません。
今やフリクションを使えば簡単に消せますから。
デジタルが便利なのはリマインダー機能が使えるから。これが大きいです。
物忘れが多い、複数の仕事がたてこむと朝確認したスケジュールを忘れてしまう。。。
そんなミスがある人にはリマインダー機能は便利ですよ。
アイディアをメモるなら紙とデジタル併用
手帳にアイディアを書き留めておく人もいるでしょう。思いついたらすぐメモ。
これが基本ですから、アナログだろうがデジタルだろうが手段を選ぶ必要はありません。
媒体を絞ること
決めるべきルールはただ1つ。
アナログならこれ、デジタルならこれと書き込む媒体をひとつずつに絞ることです。
理由は複数に分けてしまうと管理が大変になるからです。
「あのメモどこに書いたっけ?」とならないようにするためです。
わたしの場合は
・アナログ=トラベラーズノート(パスポートサイズ)
・デジタル=iPhoneのメモアプリ(最初からはいっているやつ)
にしています。
iPhoneのメモアプリはパソコンでも開けます。わたしの家にはPCが2個あります。
MacBook Proなら同じアップル製品ですから余裕ですし、ウィンドウズでもAppleIDがあれば、メモ帳を開けます。
https://www.icloud.com/にアクセスする。
この画面になったら、AppleIDとパスワードを記入。
これでウインドウズパソコンでAppleのアプリが使えるようになります。
タブレットもPCと同じく2つあります。iPad Air2とネクサス7。これもパソコン同様に使えます。
MacBook Pro、iPhone、iPadの連携でほぼデジタルは網羅できてます。スマホがAndroidでパソコンがウインドウズの人ならEvernoteが便利かもしれません。
トラベラーズノートは持ち運びを考えて小さいほうのパスポートサイズにしてます。
これで、家にいようが外出してようが基本的にはメモできる体制は整います。
人間、時間がたてば必ず忘れますからメモは大事です。
PDCA管理ならアナログ(紙)
夢や目標をたてたら、進捗状況を確認しつつ場合によって軌道修正も必要になります。
計画をたて、実践、データ収集から改善を繰り返す作業は紙の手帳で管理するほうが楽です。
何月何日にどんなことをしたのかを手帳の該当日にメモするだけで、確認が簡単にできます。
紙のイイ所!パラパラめくることで俯瞰できる
紙の利点はパラパラめくることができること。
これは電子書籍を使っている人なら共感してもらえると思います。検索性ではデジタルに負けますが、パラパラめくることができる。
全体像を俯瞰しやすいので、PDCA管理には最適です。
わたしの場合は、トラベラーズノートとは別に手帳を準備しています。アクリュの手帳カバを購入して使ってます。
土屋鞄製造所のハンディLファスナーと1,2位を争うくらい、気に入って使ってます。
手帳沼にはまった人間の結論
誰のマネもすんな
君は君でいい。
生きるためのレシピなんてない。 Mr.Children「終わりなき旅」より
ただ、それだけ。
手帳の選び方、使い方に縛られてはいけない
このシンプルな結論を導き出すまで、10年以上もかかりました(汗)
特に社会人になりたてのころは、他人のことが気になりました。
成果を出している上司の使っている手帳、使い方。書店で販売されている手帳術の本、いろいろ試しました。
成果を出している人、あこがれの人を真似する。手帳を買うだけで自己満足してしまいました。
若い人ほど、そういう傾向は強いかもしれません。でも、そんなに力む必要はありません。
手帳を買う理由は、成果を上げるため、夢を叶えるため、過去を振り返るためなどいろいろあります。
いろいろ個人はありますが、みんなハッピーになりたくて買うのでは?
最近は主婦向けに自分以外の家族のスケジュールが書き込める仕様のものがあります。これまた家族が幸せになるために使うんだと思います。
こうあるべきと力まずに、自然な感じで手帳を使うのが一番良いです。