歴史好きはドツボにはまる「【至急】塩を止められて困っています」を社会科 嫌いな子に読ませてみて

読書感想まとめ

『【至急】塩を止められて困っています 著スエヒロ』

 

久々に、笑える歴史本を読みました。大人はもちろん、中学生や高校生が呼んでもおもしろいと感じるでしょう。

ざっくりいうと、歴史の授業に出てくる人が設定はそのままで今の時代を生きていたら。。。という本です。

 

武田信玄がヤフー知恵袋を使ったら。

「たられば」の歴史本はいろいろありますが、この本の良い所は、2ページ読みきり。しかも長くて眠くなる文章ではなく完結。1分あれば十分。

 

 

この本を呼んで笑えるには2つの条件が必要です。

戦国武将のエピソードを知ってる。
現代生活に馴染んでいる。

はい。この2つです。

 

武田信玄がヤフー知恵袋を使って質問している。この状況を笑えるのは、知恵袋のことを知っていることが最低条件。

つぎに信玄が「塩を止められて困っています」という質問の背景、つまり歴史的なエピソードを知っていることです。

ここまでで「笑い」が入ります。

さらに知恵袋をよく使う人なら、「大笑い」になります。なぜなら、こういう人いるよと共感できるからです。

 

知恵袋はひとつの例です。

宅配便の不在連絡票とかラインとか、みんながよく目にするものの「あるある」を歴史の人物にやらせている本です。

子どもに読ませるのもいいですよ。「読みなさい」といって手渡すよりもリビングにおいておくだけでこういう本は読んでくれますよ。

表紙からおもしろいですから。

 

この本が学校の図書館とか学習塾とかにもおいて自由に読めるようにしてほしいなと感じました。

歴史本にでてくる人ってわたしたちからみると異次元の人に見えちゃいますよね。

でも、同じ日本を生きた、ただの人ですよ。悲しいことも嬉しいことも、感じ方は同じだったハズ。

この本を読むと、みじかな人と思えてきます。いい本です。

 

歴史は中学校の教科書ぐらいの知識です!という人向けに。。。

 

★武田信玄・・・けっこう有名な戦国武将
織田信長でさえ、武田信玄とはまともに戦おうとはしなったほどの人。

信玄の領地には海がなくて、人間が生きていくのに必要な塩をゲットするのに
かなり苦労しておりました。

同盟関係が決裂して、塩の供給を立たれてしまい、

大ピンチ。塩不足の信玄に、塩を送ったとされるのがライバルの上杉謙信と言われています。

 

★関ヶ原の戦い・・・石田三成と徳川家康による天下分け目の戦い。

豊臣秀吉亡き後、徳川家康は公然と反旗をひるがえす準備を始めます。大阪の許可なしに、大名と縁組したり。

それに対して豊臣秀吉により大名にまでしてもらって石田三成は反徳川連合を作り、戦いを挑みます。

まあ、中学の教科書にものっているので問題ないと思います。ここで覚えておきたいことは、徳川の本体は戦いに間に合わなかったこと。

家康は徳川の本体を息子の秀忠に預けていました。中学の教科書だと秀忠は紹介されないので、言っときますが、この人、2代将軍になる人です。

その秀忠ですが、関ヶ原合戦には間に合いませんでした。このせいで家康は徳川の精鋭部隊なしに、反三成で集まった福島などの力で戦うことになります。

 

戦の勝敗をわけたのが小早川秀秋の裏切り。西軍についたと見せかけて、さいごは東軍(徳川連合軍)に寝返ります。

このあたりをおさえておくと、この本はおもしろいですよ!

ひとつひとつの芸が細かくて、著者のスエヒロ氏のセンスが光ってます。偉人を登場させて大笑いさせてくれた本といえば、「夢をかなえるゾウ」もおすすめ。