このページは、『キク英文法』を使いたい人向けの記事です。
『キク英文法』はアルクから出されている文法書と問題集を1冊にまとめたテキストです。
必要な情報がコンパクトにまとめられているゆえに、「解説を読んで問題を解くだけで良いのか?」 不安になる人も多いと思います。
「例文は暗記したほうが良い?」
「ノートにまとめたほうが良い?」
「自分に向いているのか分からない」
「使ってみたけど、難しい(分からない)」
「なかなか覚えられない」
↑こんな人は、最後まで読んでいだけると悩みが解決します。
あなたに最適の文法学習法が見つかります。
『キク英文法』のメリットとデメリット
はじめに『キク英文法』のメリット、デメリットを知る必要があります。
それにあわせて使い方をカスタマイズするのが、効率的な学習の第一歩です。
メリット
重要ポイントがひと目で分かる。
読みやすい(文字だらけの威圧感がない)
インプットとアウトプットの両方ができる
※文法の説明を読む(インプット)
※問題を解く(アウトプット)
文法書といえば、分厚く文字がたくさんありますよね。
それだけで勉強のやる気がなくなる人も多いと思います。
『キク英文法』は必要最低限の説明、かつ文法項目の網羅性が高いです。
なので、ある程度英文法の学習が済んでいで、確認用に使いたい。
もしくは逆に、これから英文法の勉強をする人で、
・自分に必要かどうかも分からない情報まで読むのは嫌だ
・面倒なことはしたくない、難しいことは考えたくない
・1冊のテキストを繰り返しやって、必要最低限の時間で英文法を習得したい
↑
こんな方にも向いています。
デメリット
必要最低限の情報のみが掲載されているので
イメージ学習などには向かない。
『キク英文法』は、良い意味でも悪い意味でも、情報がコンパクトにまとめられています。
英文法の公式集なので、丸暗記学習になりがちです。
ネイティブの感覚、英文法の核をイメージした、丸暗記だけに頼らない学習方法は出来ません。
例えば、「過去形」も「仮定法」も、現在との距離感があいていることがネイティブの感覚(イメージ)です。
時間的な距離感が「過去形」、空想と現実の距離感が「仮定法」にあらわれています。
「仮定法では過去形を使う!」と無理やり暗記するか、それともイメージを知った上で理解するか?
この違いです。
キク英文法の使い方
・例文と説明文を読む
・例文を紙に書く。
・説明文を読みながら、ポイントを書き抜く(大事だと思った部分を書くだけ。雑でok)
・誰かに教えるつもりで、例文と説明文を使って解説する。
【補足】
「紙に書く」とありますが、例文やポイントをきれいにまとめる必要はありません。
勉強が終わったら紙は捨てます。
人に教えるつもりで勉強すると、習得率が格段にあがります。
その知識を使う必要性があることを脳に意識させているので、覚えやすくなります。
紙と黒板に見立てて、となりに生徒がいるつもりで、授業をします。
—————————————————————————
説明文を読みながら、ポイントを書き抜く(大事だと思った部分を書くだけ。雑でok)
————————————————————————-
↑
この部分は、授業前の準備段階のイメージです。
———————————————————
誰かに教えるつもりで、例文と説明文を使って解説する。
——————————————————–
↑
この部分は、実際の授業のイメージです。
実際の学校や塾の先生は、何も見ないで説明すると思いますが、、、「キク英文法」を見ながらでかまいません。
次に、ステップ2です。
例文を、自分用にカスタマイズします。
自分の状況にあわせて、こういう文なら使うかもしれない
そんな文に修正します。
ポイントは、自分ごととして考えることです。
例文を読んでいるだけでは、気持ちとしては「他人事」なわけです。
だから、ステップ1では「教える前提」にルール変更して、他人事から自分ごとに気持ちをシフトさせました。
ステップ2では、「自分が話す前提」というルールで、自分ごとにします。
My grandmother makes it a rule to see her dentist once every six months.
私の祖母は6ヶ月に1度、歯医者に診てもらうことにしている。
こんな例文が「キク英文法」には掲載されています。
私は、3ヶ月に1回、歯医者で定期検診を受けているので
「My grandmother」を「I」に、「six months」を「three months」に変更しました。
※主語を「I」にしたので「makes」のsは外します。
⇒
I make it a rule to see her dentist once every three months.