「失敗の本質」が難しい?受験日本史と読解法が役立ちますよ

教養

「失敗の本質」を座右の書にあげる有名人は多いです。

・小池百合子さん(東京都知事)
・新浪剛史さん(サントリーホールディングス社長)
・木川 眞さん(ヤマトホールディングス会長)

 

旧日本軍の組織論からみる戦争の敗北が本書のテーマです。なので、規模の大きさに関係なく経営者、プロジェクトマネージャーがマネジメントを学ぶなら必読!という感じで読み続けられてる本です。
 

正直にいうと、わたしは3日坊主で挫折した過去があります。長々と同じようなことが書かれており、どうも頭に入ってこず、寝落ちするのが常でした。私としては珍しく、ブックオフに売ることなく本棚でオブジェと化してました。

 

そんなわたしが、数年後に「失敗の本質」を再び読み始めます。「おもしろい!」と最後まで読み続けることができました。
 

これから読むつもりの人、買ったいいけど挫折した人の参考になるのでは と思い記事にまとめることにしました。

スタディサプリで日本史を勉強

基本的に「失敗の本質」は戦争を組織論からまとめた本です。戦争は軍部だけで起こせません。政治や国際情勢の視点なしに語ることはできません。

過去のわたしは日本史の知識が今ほどありませんでした。これが挫折した原因ではないかと考えました。

 

わたしはスタディサプリで日本史を勉強することにしました。マクロ的視点を補強したのです。これにより当時の日本の立ち位置をおさえながら、旧日本軍の組織論と失敗を学ぶことができました。大学受験の知識は学生だけなく社会人にも役立つと感じました。

 

特に理系出身者は大学受験で日本史をとってない人が多いはずです。日本史の知識なしで「失敗の本質」を読むと、ミクロの視点が中心なので挫折するかもしれません。はじめに大学受験レベルの日本史(近現代史)を勉強しておくことをオススメします。

 

理系出身なら文系、文系出身なら理系、このように自分が強くない分野を社会人になってから補うことは意味があります。イノベーションは専門性を高めるだけでは起こせないからです。

 

今回は理系出身者に歴史の勉強の有効性をお伝えしましたが、逆も然り。文系出身者なら数学を勉強すれば、新しい思考法を身につけられるかもしれません。こちらの本を読んでみると、数学の有効性が確認できるかと思います。

・確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

 

・スタディサプリはリクルートが提供する教育サービス

メインターゲットは高校生ですが、社会人でも会員になれます。わたしは佐藤優さんや堀江貴文(ホリエモン)さんの本から、スタディサプリを知り入会しました。

 

1ヶ月980円で、有名予備校講師の授業が全教科受け放題ですからね。教養をつけたい社会人にはおすすめです。

わたしは日本史以外に、世界史、現代文、数学、英語の授業動画を1日1本は見るようにしてます。ネット環境があればスマホでもタブレットでもパソコンからでも見られます。自分のペースで授業を受けられます。

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お風呂で半身浴しながらスマホで授業を受けるのも良いでしょう。(防水機能が必要です)

 

歴史小説を読み、映画をみた

史実を学ぶために歴史書や映画を見るのは、おすすめしません。教科書が100%正しいわけではありませんが、小説や映画よりはバランス感覚は高いと思います。

大学受験の知識をつけたあとに、小説や映画を見るのはおすすめです。

 

「失敗の本質」にはミッドウェー作戦の話がでます。この敗北は日本海軍のターニングポイントになったことは、何となく知ってました。でも「何となく」レベルだったので、あまり興味も持てずに本書を挫折したわけです。

 

・スタディサプリで日本史を勉強、さらに映画も見ました。

役所広司さんが主演で2011年に公開された「聯合艦隊司令長官 山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―」この映画で山本五十六に興味をもってウィキペディアを読んだりしました。

 
このあとには「失敗の本質」のミッドウェー海戦の部分を読んだら、なるほどなるどと読み進めることができました。スタディサプリや映画では、海軍の詳細なデータは分かりませんし、奇襲をかけてきたアメリカ軍の様子が分かりません。

両方をあわせることで、何十倍も勉強を楽しむことができました。

 

現代文の読解法を勉強した

日本史の勉強以外に役立ったのが、現代文の読解法の学習でした。前に紹介してるスタディサプリで現代史の読解法も勉強しました。

いきなり全文を同じ注意力で読むのではなく、接続詞を探しながらポイントになる部分をみつけ。パラグラフの要点をまとめていく読み方です。

 

これによって短時間に繰り返し本を読むことができます。速読術なるものが流行してますが、身につくかどうは疑問があります。そんな不確かなものより、大学受験の現代文の読み方をマスターしたほうが確実です。

 
今のビジネス書は、章ごとに要点がまとめられてたり、大事な部分が太字や色がつけられています。そこだけ読むだけでも、本のポイントをおさえられるようにできてます。

 

・「失敗の本質」は文字と図のみです

どこが大事なのかは自分で読み取るしかありません。

日本史の知識だけだと、どのページも同じパワーで読んでしまいます。本書は約400ページあります。純粋に読書として楽しむなら良いのですが、社会人がマネジメントを学ぶテキストとするなら、かかる時間も重要でしょう。

 

スタディサプリで現代文の読み方、読解法をマスターすると読書の時間を短縮することができるようになります。

仕事に活かす読書は、読むこと自体は目的ではなく手段にすぎません。論理関係を正確に把握して、ポイントを抽出できる能力があると、時間の節約になるのでオススメです。

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・大事なことは何回でも言う

部下への指示出し、教育現場、家族との会話、、、、あらゆることにあてはまります。本も同じです。著者が強調したいことは何でも登場します。これを「同じことの繰り返しで単調」と評価する人もいます。

 

しかし、書き手はさまざまな視点からメッセージを発信するものです。それを「単調な繰り返し」と一言で済ませるのはなく、なぜ強調するのかを考えるべきですね。

そういう作業も、現代文の読解法を身につけていると楽ですね。



ドラッガーとの違い

マネジメントを学ぶならドラッガー本を読まれる方も多いはずです。わたしも読みましたし、勉強になりました。「失敗の本質」も同じように日本で読まれ続けているのは、研究対象が同じ日本人であることが大きいと思います。

 

戦時と現代では、時代が違うだろう!!!と考える人もいるかもしれません。ところが、全然違いません。考え方は変わってません。失敗から学ばせてもらう良い資料といえます。

 

さらに日本史を勉強しておくと、なぜ戦争に突入したのかを含めて考えられます。戦わざるをえない状況で、試行錯誤しながらの結果という視点で読むと、理解が深まります。

 

「失敗の本質」の概要をまとめブログは、ネットで探せばいくつもあります。しかし、それを読んだところで、自分の血肉化することはムズカシイです。当時の背景、日本人の精神や気質をおさえながら読まないと、ただの古い資料という間違った結論を得るかもしれません。