断捨離、整理整頓、ミニマリスト、、、これらの言葉が注目される背景のひとつに、「生きにくさ」があると考えてます。
もちろん、生活スペースを確保するために、モノを減らしたり、整理整頓するという人もいるでしょう。
しかし、モノを減らしたら、仕事がはかどるのではないか?、いつも同じことの繰り返す毎日に変化が起きるのでは?、、、など
人生変えたい、新しい自分に変わりたいという願望があると思ってます。
部屋のモノを減らすだけで、快適になる部分はもちろんあります。
減らしたからこそ、感じる幸せがあります。
・時間ができる(モノがすぐ見つかる)
・他人と比べなくなる(うらやましいと感じない)
・心にゆとりができる
メリットはたくさんあります!

しかし、良いも悪いも、人間はすぐ環境に慣れます。
はじめはシンプルな生活に刺激を受け、新しい自分になれそうと思います。
ただ、根本的な思考は変わってません。
新しい刺激が弱まると、頭のゴミが息を吹き返しておそってきます。
つまり、モノを減らした後が一番大事!ということです。
物理的に身軽になった後、どうすれば幸せになれるのか、自分の体験をふまえて話します。
お気に入りの文房具をひろげ、考える時間をとってみませんか?
せっかく部屋をきれいにして何かを変えたいと思っていても、嫌なことや不安があると行動しにくくなります。
心を軽くするためには、モノを減らすだけでなく、脳のゴミを捨てる作業が必用です。
「考えかたを変えましょう」と言われると、そう簡単に変えられるものではありません。
では、「悩みを記録するだけ」と言われたらどうでしょう?
それならやってもいいかなという人も多いと思います。
紙と鉛筆があればokです。
事実を書き出す
頭にゴミをため続けると、いらない感情に支配され、毎日を楽しく生活できません。
例えば、「出費が多くて今月はお金が厳しい」とします。
来月の給料日までは、節約しないとな、、、トホホ。
なんて感情に支配されてると、楽しくないですよね。
頭のゴミを減らす一番の方法は、事実を紙に落とすこと。
これだけです。
一時的に情報をストックしておく脳の場所は、それほど広くありません。
なので、紙に落とし込むこんで、「忘れていいよ」と命令します。
「事実」と「感情」をわける
なぜなら、今あなたが持ってる感情は、脳があとづけした可能性があるからです。
これは、事実が発生した時刻から離れるごとに、大きくなります。
客観的な事実と、後づけの感情を一緒に分析すると、よけい面倒になります。
切り離しておきましょう。
(もちろん、「上司が理不尽でムカつ!」と残しておいてもかまいません。ただ、それは別のページにしておいてください)
事実の深掘りをする
次に、深掘りをします。
さきほどの例で言えば、どのぐらいお金が厳しいのか、具体的な数値に落とし込みます。
不足分をどう補うかはさておき、具体的に足りない金額が分かってることが重要!
それだけでも、頭のモヤモヤは晴れてくるものです。
お金以外だと「人間関係」もモヤモヤの原因になります。
具体的な数値に落とし込めないので、別の方法で対処します。
自分以外も含め、あらゆる視点から分析する
お得意さまの所にいったら、ささいなことで怒鳴られた。
↑
これが、最初に紙に落とし込んだメモだとします。
・それは本当に「ささいなこと」だったの?
・もし本当にささいなことだとしたら、怒られた理由は別にあるはず
顔をだすの頻度が少なすぎるのでは⇒顔をだすのは、いつもセールスのときだけじゃない?
矢印を書くと、脳は自然と考える
こういう風に⇒をつけて必ず紙に落とし込んでください。
頭で想像、考えるだけでは、また脳にゴミを増やすだけです。
状況を少し上からみおろす
モヤモヤしてるときというのは、問題に対して向き合いすぎなことが多いです。
ちょっと離れて、別の視点から考えてみましょう。(メタ思考、大事!)
「論理で解決できる」は間違い
人間は合理的に行動しないほうが多いわけで。
なので、相手の感情も、視野にいれましょう。
相手の機嫌が悪かった、つまりタイミングが悪かったということ。
「大人が、そんな子どもみたいないことする?」と思うかもしれませんが、おおいにありえることです。
この記事を読んでる人が、大学生であれば、心に留めておいてほしい情報です。
「感情」という視点を忘れない
相手の感情、会うのに適切なタイミング、はこちらで知ることは難しい。
ロジックが大事だと言われますが、自分ではどうしようもないことが多い
という身も蓋もない事実を、知ってるだけで、終わりのない分析作業をしなくて済みます。
なので人間関係の悩みを、紙に落とし込むときには
事実
・論理的な視点
・感情(ここは、あまり難しく考えない)
この2つからアプローチすることが重要になります。
結論を急がない
課題の難易度は常に異なります。
今日はうまくいったけど、明日はうまくいかないことはザラです。
なので、頭から書き出す、少し考えてみるだけで、とりあえずok
という感覚ではじめましょう。
考える時間を決めて、それ以上はオーバーしない。
ノートや手帳を閉じたら、あとを引きずらないという姿勢が大事です。
考える力は、読書で強化される
紙に書き出すだけでなく、読書と並行すると効果が倍増します。
なぜなら「考える」には材料が必用だからです。
さきほど「視点を変えてみましょう」と話しましたが、どう頑張っても自分の知ってる範囲という制限がつきます。
読書は新しい気付き、「考えるための材料」を与えてくれます。
本の選び方
特にこれという決まりはありません。
読書が習慣化されてない人は、書店に足をはこび、本を手に取って、パラパラめくり、感覚で選ぶのがオススメです。
手にとった感覚、ページの開き具合、紙質、これって地味に重要です。
もちろん、本は中身が一番大事ですが、その次は質感だと考えてます。
読書が習慣化されてない状態で大事なことは、読み始めるまでの過程です。
いかに、「よーし読むぞ」と思える状態を作るか?
触り心地が良い本なら、進んで手に取りたくなるので、はじめの一歩が円滑に進みます。
本の中身は、目次と著者情報、そして全体をパラパラめくって、確かめます。
自分がほしい情報が、そこにありそうだと感じるか、フィーリングを大事にしてください。
Kindleではなく紙の本が良い理由
「本を買うとモノが増えるから、Kindle(電子書籍)が良い」という人もいると思います。
はじめは、モノが増えても、Kindleではなく紙の本をすすめます。
なぜなら、縛られない自由な読書ができるからです。
オーソドックスに1ページ目から順番に読み進めるのも良し。
テキトーにめくって開いたページを読むも良し。
気に入ったページだけを一気に読んでも良し。
Kindleの使い勝手も年々上がってますが、やはり紙の本を全く同じくはいきません。
たんに、ほしい情報だけを吸い上げるならKindleでも問題ありません。
何冊もかばんに本をいれて持ち歩くのも大変ですが、Kindleならスマホひとつで済みます。
両方のメリット、デメリットを知ってから、Kindleだけで読書するでも遅くはありません。
まずは、紙の本の良さを味わってほしいです。
中身も表紙も紙質も、自分が好きな本に出会えたときの喜びは、何にも変えがたいです。
この幸せを感じられるようになったのは、家にある本を処分してKindleだけにした経験があるからです。
書評ブログは参考程度
ネット検索しても、自分にとっての当たり本に出会う可能性は上がりません。
本をすすめて人の権威性にひきずられて、いい本に出会えたと思うことはあるかもしれませんが、、、
本の当たりをつけるために、ネット検索や書評ブログは参考にするのはかまいません。
理解を深める多読、新しい発想を生む多ジャンル攻め
読書が習慣化されてる人におすすめなのは、「他分野に冒険する」と「同じテーマの同時読み」です。
同じテーマの本ばかりを読むのではなく、ふだんは手にしないものにもチャレンジしてみましょう。
考えてるテーマに関して、複数の書籍を同時によむと、相互理解が進み、自分の中に落とし込みやすくなります。
本に書かれてるあることを鵜呑みにしないとも大事なので、複数の考えにふれることは大事です。
本の読み方
読書術というのは、いろいろあって正解がありません。
読書が習慣化されてない人は悩むかもしれませんが、ここに時間を書けても意味がありません。
まずは、読むことが最優先です。
1週目は高速で読んで、全体を把握してから、部分的にじっくり読むほうが、習慣化しやすいとは思います。(小説以外は)
ただ、1冊をじっくり読みたい人もいると思うので、そこは強制しません。大事なのは続けることなので。
本の読み方は、複数もっておく
一般的には、娯楽として楽しむ小説以外は、拾い読みがメインになると思います。
つまり、パラパラとページをめくり、自分がほしい情報、キーワードを探して、そこを深掘りして読むという方法です。
この読み方なら、本1冊にかける時間を減らせます。
わたしも、この方法で読むことが多いのですが、ある日、疑問が浮かびました。
「自分に必用な情報とは?」という根本的な部分です。
仮説をたてて読む場合、本当にここを気をつけないとマズイ。
なぜなら自分に都合の良い情報ばかりを集めてしまうからです。
もっと言えば、情報を取捨選択するシステム自体がアップデートできない。
つねに(本当は間違ってるかもしれない)”自分の基準”でしか選べないからです。
効率性を重視した拾い読みの他に、(ムダかもしれないけど)効率性を気にしない読書も必用だということです。
本を読むほど、ものを考えなくなる人もいます。
本に書かれた内容を鵜呑みするではなく著者と会話しながら、読みすすめましょう。
心に響いた部分に線を引く
それは、格言にしたいものかもしれないし、???と疑問に思ったことかもしれません。
いずれにせよ、反応した部分には線を引くなり、付箋をはるなりして、いつでも探せるようにしましょう。
線を引く理由をメモする
「心に響く」というのは、そこまでのプロセスが影響してることもあります。
つまり後から読み直しても、なんで線を引いたかわからない部分でもでてくると思います。
なので、線を引く理由をあとから思い出せるようにメモしておくのも良いことです。
はじめのうちは、「なにか良い情報はないかな」という思いで読み進めてokです。
ただ、読書が習慣化されてきたら、著者と対話するように読むと良いです。
なぜ、この結論になるのか?
根拠が甘いのでは?
この人は、どういうバックボーンがあって本を書いてるのか?
しだいに読書で「考える力」が育っていきます。
少なくすると、幸せの感度が上がる
「モノを少なくする」
「頭のゴミを少なくする」
この2つを実践すると、幸せの感度が上がっていきます。
雑念がへるほど、「今日もラッキーだな」と思う回数が増えます。
「なんにも良いことないな」
「楽しいことないかな」
「今の自分はあまり好きじゃない」
↑
こんなふうに悩んでる人は、モノを減らして、頭のゴミを掃除してみてください。
面倒くさそうと思うかもしれませんが、エネルギーが大量に必用なのは最初だけ。
あとは慣性の法則で、自然と前に進むようになります!
以上「断捨離したら人生変わる?頭のゴミを整理しないと変わりません」という話題でした。