英語の勉強法

TOEICリスニング教材の選び方|対策本だけでは伸びない

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TOEICのリスニング教材を過去にいろいろ買いました。その経験から、あなたに必要な英語教材が何なのかが分かる記事を書きます。

TOEICは教材選びにハマると抜け出せなくなります。失敗するほど、考えることなくオススメとかランキングで選んでしまいがち。

わたしの経験があなたの参考になれば幸いです。

なんちゃって”TOEIC対策本”でリスニングは伸びない

大学受験の参考書(英語)は、それほど差がないので、自分のフィーリングで選んでokという話をよく聞きます。

たしかに、単語帳1冊をとっても、収録されてる単語に差はなくて、あとは文章のなかで覚えるとか、フレーズで暗記、語源から覚えるなど個性の問題になります。

しかしTOEICでは、その考えはNGです。どれでも好きなものを選ぶ、ではいけません。

少なくとも著者がきちんとTOEICを受けてる人でないと話になりません。

世の中には、受験英語がベースでTOEIC対策と謳った本が数多く出回ってます。

本物(TOEICテスト公式問題集)を超える教材はない

100%信頼できるTOEICリスニング教材は1種類しかありません。「TOEICテスト公式問題集」シリーズです。

発行してるのがTOEICを主催してる国際ビジネスコミュニケーション協会です。トーイックは英検のように過去問が公開されてませんので、実質、これが本番に一番近い教材となります。

公式問題集を繰り返しやれば、TOEICのリスニングのスコアが伸びるのか?

これはケースバイケースです。受験回数の少ない人なら、問題演習を繰り返すことで「慣れ」がでるので点数が伸びます。

しかし、実力の範囲内という条件付です。ある程度のやれば、必ず限界がみえてきます。

英語の音声を繰り返し聞けば、リスニング力はあがると勘違いしやすいです。聴いてるだけでリスニングが得意になることはありえません。公式問題集の音源を聴いたとしても同じです。

TOEICでリスニングの点数を伸ばしたいなら、一度「リスニング」から離れることが重要です。

英語耳を鍛えるトレーニングをつんでから、公式問題集で演習すると力がつきます。

 

リスニングを伸ばすなら、単語・文法・発音の知識を習得すべし

日本語のほうが英語よりもはるかに難しいです。外国人には日本語特有の「曖昧さ」が理解しにくいようです。

逆にいえば、「英語はシステマティックな言語」です。

TOEICテストのような、一度に大勢の人が受ける資格試験です。回答が複数あれば大問題ですから、ルールにより厳密になります。つまり対策がしやすいということです。

わたしたちが、やるべきことは、意味のないTOEIC対策本には目もくれず、必要なものだけを厳選して取り組む意志をもつことです。

さきほど、TOEICのリスニングを伸ばしたいなら、「リスニング」から離れてください、と話しました。

じゃあ、なにを勉強すれば良いのかといえば「単語」「文法」「発音」、この3つです。

 

「言葉にできない」は武器にならない

リスニングを得意にするには、文字レベルで英語を理解してることが前提です。

「言葉にできないこと」は、相手に伝えられないし、自分にさえ説明ができません。

言葉にできるから武器になるわけです。(※動画や写真で伝える方法もありますが、今回は「英語」がテーマなので割愛)

 

今回のテーマは「TOEICのリスニングを強化する教材」に置き換えてみます。

英語を文字レベルで理解してなければ、音のテストに対応できるわけがありません。極論ですが、知らない単語を音できいても、答えは分からないのです。

 

英語を言葉にするには「単語」と「文法」が必要!

英語を理解するのに、必要なものはなにか?わたしは究極的には「単語」と「文法」に凝縮されるのではないかと考えてます。(※母国語ではない第二言語を学ぶという前提では)

 

長文読解も大事だと思う人もいるかもしれません。しかし、文章も究極的には1文1文のカタマリにすぎません。

1文を細かくみれば、単語どうしを英文法というルールで並べてるだけにすぎません。

 

「単語」と「文法」が英語を文字レベルで理解する。

そしてリスニングの点数を伸ばすには、2つに加えて「発音の知識」があれば完璧です。

文字レベルで理解していても、音声変化された発音には対応できません。なので「音声変化」という概念を文字にして脳に理解させておく必要があります。

英語はローマ字通りに発音されてない

ネイティブは、英語をローマ字通りに発音してません。子音と子音をくっつけて短く発音することもあります。(音声変化)

なんだ、英語も日本語と同じで曖昧じゃないか

と思われたかもしれません。安心してください。英語の音声変化もきわめてシステマチックに行われます。テキトーではなく法則にのっとて行われます。

特に試験問題という条件がつくTOEICは、慣習的になってる発音方法しか出題できません。なのでルールさえ知っておけば対策は簡単なのです。

音声変化は「スラング」とは違いますので注意してください。洋画を字幕なしで聞き取るのが難しい理由のひとつが「スラング」が多いからです。いっぽうテレビドラマはスラングが少ないので、聞き取りやすいのです。

 

英単語教材の選び方

知らない単語が多いとTOEICのリスニング問題はとけません。聞こえるとか以前の話ですね。

なので単語力増強は絶対必要です。

では、どういう教材を使って、どのように単語を覚えていけば良いのか?ですね。

 

英単語を覚えるには大きく2つの方法があると、わたしは考えてます。

ひとつ単語帳で覚えること。もうひとつは、自分で単語帳を作ること。

両方やるべきですが、初心者なら「単語帳」に集中したほうが良いです。

・単語帳の選び方

いきなりTOEIC対策の単語帳を選ばないほうが良いです。

なぜなら中学で習うようなベーシックな単語が抜けてる人が多いからです。

特にTOEICのリスニング問題は、基礎的な英単語を暗記して、あとは会計とかガーデニングなど頻出英単語をチェックしておけばokだからです。

まずは、中学レベルの英単語帳でチェックしてください。それが終わったら大学受験基礎レベルの単語を暗記して、あとはTOEIC頻出の英単語チェックにはいりましょう。

 

・英単語の覚え方

暗記するのではなく、「単語をみる、接触する」というイメージで勉強してください。

 

朝の通勤で、毎日同じ人をみかけると、なんとかく覚えますよね。それと同じで、短期間になんども同じ英単語にふれることが重要です。

なので暗記した数ではなく、単語帳の回転数にこだわってください。

回転数をあげるには1日にチェックする単語の数を増やさないといけません。

暗記するには数が多いとツライですが、見るだけなので気にせず増やしてください。

 

文法教材の選び方

英文法の教材は「中学」「高校」と2ステップで学ぶのがおすすめです。

なぜなら教材の使い方が変わるからです。

 

最初の中学英文法の教材は、端から端まで勉強します。

次のステップの高校英文法は「5文型」を短期集中でマスターして、残りの項目はTOEICの出題順、回答にからむ重要度で優先順位をきめて勉強します。

 

「5文型」という言葉に、拒否反応がでる人もいるかもしれません。しかし、5文型をマスターしてると、リーディングセクションで回答時間の短縮、正解率の上昇が期待できます。さらに高校英文法を学ぶうえで理解の助けにもなります。

 

5文型は、パソコンのタッチタイピングのようなものです。できなくても致命傷にはなりませんが、できると得することが多い。

それと同じで5文型を理解してなくてもTOEICの問題はとけるし、文法の勉強もできます。しかし回答や理解するのに、よけいな時間や労力を使わないといけません。

この感覚は5文型を理解してる人じゃないと分かりません。まだマスターしてない方は、得することは多いんだな~ぐらいの認識でかまいません。

・教材の選び方

中学英文法は、○時間で3年分の復習~的な教材でかまいません。

まずはざっくり復習をしましょう。

 

高校英文法の教材は、大きく2タイプあります。

「ロイヤル英文法」「総合英語Forest」「一億人の英文法」などのような説明中心の辞書タイプ。

大学受験でよく使われる「ネクステージ」「即ゼミ」のような、テキストの左に問題、右に文法の解説するタイプ(並行タイプ)

 

・辞書タイプの弱点は、分厚いので挫折しやすいこと。

・並行タイプの弱点は、初心者の場合、問題がほとんど解けないことです。

 

初心者の場合は「並行タイプ」からはじめるのがオススメです。

問題の正解率はきにせず、まずは「解く→解説を読む」に集中する。少なくとも教材を10周させるつもりで、「読む、暗記する」というより「見る、文法にふれる」という感覚で数をこなす考え方がよいです。

並行タイプは1問、1問に文法のエッセンスが凝縮されており、区切りがついてます。

辞書タイプだと1文法項目に何十ページも続きます。TOEIC初心者ほど、小さなゴール、区切りをもうけた勉強のほうが続けやすいです。

最近は文法書にもCDがついてたり、音源をダウンロードできる教材が増えました。使うかどうかは個人の自由ですが、わたしは特に使う必要はないと考えてます。

 

発音教材の選び方

リスニング問題で失点する理由を考えてみましょう。

「話すスピードが速いすぎる」
「難しい単語を使ってくる」

どちらも正しいように感じます。しかし、どちらも本質から外れてます。

 

問題の形式やレベルにもよりますが、スクリプトを見たら「なんでこんな簡単な問題がとけなかったの?」と驚くものもあるでしょう。

中学生レベルの英文でも、リスニングになると極度に難しく感じる。

じゃあ、放送される英文のスピードが速いから聞き取れないのか?

スクリプトをみながら放送を聞いたとして、、

こう聞こえるはずの音は、全く違った音、もしくは音すら聞こえないことがあるハズです。

ここから導きだされる結論はただひとつ!ローマ字通りに発音してないのです。

 

・単語と単語がくっつく

例えば「ask him」は多くの人が、「アスク ヒム」を聞こえるハズだと思ってますよね。

しかし、実際は「アスキン」ぐらしにか聞こえません。速すぎて聞き取れないのではなくて、はじめから「アスキン」と発音してるだけです。アナタの耳が悪いわけではありません。

「going to・・・・「ゴーイング トゥ」ではなく「ゴナ」とか「ガナ」ぐらしにか聞こえません。

単語と単語をくっつけて発音されることあります(音声変化)

 

・強形と弱形

この他に注意すべき”音声変化”は「弱形と弱形」です。辞書をひくと、発音記号は2種類書かれてあります。

わたしたちが目にしてるのは「強形」です。canを「キャン」と認識してるなら、まさにソレです。

canの強形は「キャン」、弱形は「クン」です。

弱形で発音されるほうが、はるかに多いことに注意してください。

 

・聞こない音を、いつまでも探し続ける勉強は無意味です

音声変化の例を「単語と単語がくっつく」「弱形と強形」の2つご紹介しました。知ってるだけでも、間違った教材や勉強に手をださなくてすみます。

スクリプトもみずに英語を聞き流すとか、2倍速で繰り返し聞き続ければ、いつかリスニングが得意になる、、、という幻影に惑わされてはいけません。

発音関連の教材選びは、音声変化にふれてるかどうかで決めてください。

 

まとめ

 

TOEICは受験者数が多いので、関連業界も元気です。教材やスクールなどもいろいろあります。人間は選択肢が増えるほど、考えることを放棄して他人に依存してしまう傾向があります。

考えることお放棄せず、自分の意志を貫くメンタルもTOEIC学習には必要です。

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