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遠距離介護の老人ホーム選び|必ず確認するべきポイントとは

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遠距離介護において、親の入居先(有料老人ホーム)を決める流れを解説します。

ざっくりいえば3ステップ

(1)情報収集

(2)自分の目で確かめる

(3)親の体験

「引っ越し」のイメージが近いと思いますが、自分だけでは決められない(入居するのは親)、動く金額が大きいので、大変さは1,5倍増しです。

 

(1)情報収集

遠距離介護は有料老人ホームを、親が住んでる場所で探すか、あなたが住んでる場所で探すか、この2パターンになると思います。

地域の有料老人ホームのリストを集める

いずれにせよ、最初にやるべきことは共通してます。

入居したい地域に、どんな有料老人ホームがあるのかを、自治体に問い合わせることです。

「地域名+有料老人ホーム」で検索、地方自治体のホームページにいけば一覧が確認できます。

市や県、場所によっては区に問い合わせるということです。老人ホームを運営するには自治体に届けるのが義務です。きちんと届けをだしてる所から選びましょう。

地域の有料老人ホームの資料を集める

パンフレット、重要事項説明書など

ここまでは遠方でもインターネットや電話で済ませることができます。遠距離介護だと「有料老人ホーム」を決めるのも、ついつい先延ばしする傾向があります。

入居を決断させるなにかがないと、動かない人が多いです。たしかに、日常生活に支障がなければ、無理に老人ホームに入居させる必要はありません。

しかし、なにかあってすぐに入居できるものでもありません。あらかじめ準備だけはしておく(親には言わなくて良い)ことは悪いことではありません。

遠距離介護の場合、地元でないかぎり、「あそこはダメ」とか「あそこは地域に開かれて良いよ」という生情報、噂が耳にはいってきません。ないものは仕方ないので、集められる資料は必ず用意しましょう。

資料を集めた有料老人ホームを精査する

・「理念」の確認

パンフレットやホームページでは、理念を確認します。設備や人が気になるところですが、根本的な部分は「理念」に集約されます。

ただし、理念が現場に落とし込まれてるかは別の話なので、実際に老人ホームに行ってチェックする必要はあります。

・入居率、職員の勤務年数などを確認

パンフレットで理念を確かめたら、次に「重要事項説明書」で入居率、職員の勤務状況をチェックします。

現実の状態を数字で表したのが「重要事項説明書」です。どんなに良いことがパンフレットに書かれてあっても、入居率が低い、職員の勤務年数が短い(離職率が高い)と何かしら問題があると考えざるをえません。

もちろん、明確な理由があれば問題ないわけですが。

・医療行為の確認

どこまでの医療行為なら対応してくれるかも確認しておきましょう。仮に親がまだ必要ないとしても、いずれ必要になるかもしれません。遠距離介護の場合、自分の住んでる地域に親を呼ばない限り、老人ホームに頻繁には通えません。

介護状況が悪化して、退去、転居させらせることもあります。それは仕方ないことですが、ある程度の医療行為ならしてくれる施設をはじめから選んでおいたほうが楽だった、、、というオチにもなりかねません。

費用との相談にもなるのですが、調べておいて損はありません。

 

・費用の確認

有料老人ホームでトラブルになりやすいのが「入居金」です。「初期にどれだけお金が必要なのか?」という資金問題と、あとからかえってくる場合の「初期償却」の2つが問題になります。

特に「初期償却」のほうがトラブルになりやすいです。

入居金とは、前払いの費用と考えてもよいです。

5年入居した人と、1年だけ入居した人ではかかる費用が異なります。なので前払いした費用から引かれる金額も違ってくるのは想像しやすいと思います。

「初期償却」とは、過ごした期間に関係なく即引かれる費用のことです。まあ、入会金という学習塾やジムなどでもとりますので、その存在自体を悪とするのは間違いです。

大事なのは「初期償却」が全体の何%に設定されてるかです。ここは確認しておきましょう。

 

(2)自分の目で有料老人ホームを確かめる

パンフレットに書かれた理念が、現場に落とし込まれてるかは、実際に有料老人ホームに行かないと分かりません。

数字上は、職員の数が足りてても、実際はみんなバタバタして落ち着きがない、ということはよくあります。これはデータだけではわかりません。

バタバタしてるということは、それだけマンパワーが不足してる考えられます。もしくは理念が現場に落とし込まれてない可能性が高いです。

いずれにせよ、資料チェックの段階に感じた印象とは違うということです。

理想と現実が完全に一致することはありえないかもしれません。地域によっては入居できる老人ホームにも数に限りがあると思います。

なので、理想と現実のギャップをどこまで許容できるかがポイントになります。大事なのは、このラインを超えたら親の入居は見送るという基準を決めておくことです。

 

(3)親の体験入居/ショートステイ

どの有料老人ホームでも「体験入居」「ショートステイ」があります。

自分では良いなと思っても、実際に住む親はイヤだと感じるかもしれません。

まずは、体験してもらいましょう。

この期間に、あなたも施設のほうに足を運べば、勤務してる人の様子、施設の使用感を自分の目で確かめることができます。

 

まとめ

介護者が遠距離にいる場合、入所の優先順位を早くしてくれる老人ホームもあると言われてます。「人気そうだから無理かな」とはじめから諦めず、そしてパンフレットや噂、口コミだけでなく自分の足と目でチェックしてみましょう。

遠方からだと地元に行くまでの交通費が高いかもしれませんが、そこをケチって後から損することがないようにしたいものです。

交通費については「遠距離介護の準備|見守り対策と交通費の節約・割引について」という記事にまとめてるので、参考にしてください。

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