介護

遠距離介護の準備|見守り対策と交通費の節約・割引について

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親と離れて暮らす人向けに「遠距離介護」の入門編的な情報をまとめました。まだ本格的な介護状態に親はないけれど、少しずつ準備をしておきたい人を想定してます。

具体的には「見守り」「交通費」の2点がテーマになります。

今は親が元気でも「なにが起こる分からない」、、、離れて暮らす者にとって不安はつきまといます。お盆や正月に帰省するたびに、「いつかは介護が必要に」と脳裏によぎりますよね?

そんな悩みを解決するヒントになれば幸いです。

(1)遠距離介護の「見守りサービス」

離れて暮らす親の状態を24時間監視することはできません。

でも1日1回でも、何かしらの情報があれば離れて暮らすほうとしても安心ですよね。

とはいえ、1日1回、必ず電話するのも大変です。

そこで親子の生活リズムを邪魔することなく見守りができる遠距離介護アイテムをご紹介します。

eお薬さん:薬の飲み過ぎ、飲み忘れ防止

エーザイのeお薬さん

http://e-okusurisan.com/

エーザイが提供するサービスです。医療機器ではないので、一般家庭でも利用可能です。

薬を決まった時間に、決められた量をのむ。

↑当たり前の話ですが、これがムズカシイ。

高齢者でないとしても、「あれっ、薬飲んだっけ?」とふつうになります。

若い人でもやらかすのに、高齢者になれば、薬の種類も量も多く、日常茶飯事となりかねません。

薬を飲まないと安心できない人が多いです。

本当はもう飲んでるのに、忘れて判断がつかず「飲んでしまえ!!」と必要以上に服用して体を壊す人もいます。

「eお薬さん」は高齢者のトラブルを解決するだけでなく、服薬メール通知機能があるので、離れて暮らす子どもも安心できます。

薬の服用が増えてる親をもつ方の遠距離介護におすすめです。

次は、それほど薬のお世話になってない親をもつ人におすすめの遠距離介護アイテムです。

バリスタi: 親がコーヒーを淹れたら通知

ネスレのバリスタi

親がコーヒーを淹れたら、通知してくれる機能があります。

ふつうに美味しいので、母の日、父の日のプレゼントにしても喜ばれます。

バリスタi [アイ]

 

自分に親の安否の連絡はなくても、誰かが1日1回でも見守ってくれたら、安心ですよね?

そんなサービスを次はご紹介します。

 

TONE:親にスマホは不安という人へ

月額1000円で使えるTSUTAYAのスマホ 【TONE】

 

運転見守りサービス

高齢者を対象にした運転見守りサービスを紹介します。遠距離介護されてる方にとって、「親の運転」は悩みの種ではないでしょうか?

車の事故は、親だけでなく人さまの命をも危険にさらすこともあります。場合によっては多額の賠償金が請求されるかもしれません。

65歳=高齢者と世界保健機関が定義してるのですから、この年令で免許をとりあげるのは?

今は65歳で高齢者というイメージはありませんよね。年齢で一律に区切るのも時代にあいません。

地域によっては車無しで生活するのは大変ですし、運転や外出すること自体がボケ防止になってるケースもあります。

ということで、親子で安心するためにも「自動車の運転の見守りサービス」を利用するのはいかがでしょうか?

 

1:EverDrive(エバードライブ)~オリックス自動車

http://orix-everdrive.jp/

親の運転に危険挙動があれば、知らせてくれるサービスです。エバードライブが定義する危険挙動は5つあります。

1.急加速

2.急ブレーキ

3.スピードの出しすぎ

4.長時間運転(2時間以上)

5.夜間運転

EverDrive(エバードライブ)の料金:初期費用+月額2980円(税抜き)

☆今なら初期費用1万円が無料になるキャンペーンをやってます(2017年9月30日まで)

 

配食サービス~:お弁当を配達

食事(お弁当)を宅配してくれるサービスです。

1:自治体でやってる配食サービス

例えば札幌市なら、

「原則65歳以上のひとり暮らしの方で、病気などで体が弱く、日常的に調理が困難な方」
という条件で

1食あたり500円で行ってます。配達は夕飯用の場合が多いです。

 

サービス開始までの流れ

(1)市役所(もしくは区役所)に連絡

(2)市による調査(介護支援事業者が行うことが多い)

(3)決定の通知が来る。

(4)市が委託してる配食事業者から連絡がある。
=食事内容に関する打ち合わせ

(5)サービス開始

日曜、祝日、年末は配食は休みの地域が多いです。詳細は地元の市(区)役所でご確認ください。

 

2:民間がやってる配食サービス

「親の住む地域名+配食」で検索してみてください。生協、お弁当屋さん、セブンイレブンなど、いろいろあります。昼食、夕飯なのかは会社によって違います。1食あたり税込みで500~600円です。

手渡しを基本にしてる配食サービスの例

・まごころ弁当

・コープのお弁当宅配

・ニコニコキッチン

・ワタミの弁当

 

スマホアプリ

みまサポ2

親が24時間、スマホ利用がないと、自動で親に呼びかけ、反応がなければ子どもにメールで通知されます。

【親孝行】高齢者見守りサービス「みまサポ2」

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無料
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(2)遠距離介護にかかる交通費の割引・節約

年齢を重ねれば親の入院など、見守るだけでは難しい状態になります。自分が出向くことも多くなるでしょう。

地元がどこかにもよりますが、遠方だと「交通費」が気になりませんか?

車で行ける距離ならまだしも、飛行機や新幹線を使わないとムリなご家庭もあるでしょう。

そこで知っておくと便利なのが「介護帰省割引」です。

飛行機ならJALとANAで、介護帰省割引が利用できます。

親の介護で帰省するとき、交通費の一部を割引してくれます。

【注意】目的地までに、乗り継ぎがある人は制限があるので注意してください

・他社便もしくは他交通機関(例えば新幹線)との掛け合わせは不可となります。

現地から目的地(親の住んでる所)まで、途切れることなく、同じ飛行機会社を使うのがルールです!

 

準備するもの

介護保険書 介護認定結果通知書でも可。どちらも「要介護」もしくは「要支援」と記載があり、かつ認定有効期間内のもの。
戸籍抄本

戸籍謄本

あなたと親(義理の父母も含む)の関係を証明するために使います。ちなみに2親等内であればokなので、祖父母の介護にも、この制度は利用できます。※6ヶ月以内に発行されたものを準備してください。
公的書類 介護をする人(あなた)の住所を証明するために使います。例:運転免許書、健康保険証、住民票(発行日より6ヶ月以内)など

↑スマホでみる場合は、横にスクロールすると表全体が見られます。

ANA、JALともに、会員にならないといけません。詳細は以下リンク先をご覧ください。

JAL介護帰省割引: 料金が安くなる

JAL公式サイトの介護帰省割引のページ画像

準備するもの
JALカードまたはJALマイレージバンク(JMB)カード

 

https://www.jal.co.jp/dom/fare/rule/r_kaigo.html

 

ANA介護割引:飛行機の料金が安くなる

ANA公式サイト、介護割引のページ画像

https://www.ana.co.jp/book-plan/fare/domestic/guide/detail.html?c=kt

 

早割で飛行機の早期予約で節約

航空会社では、誰でも使える「早割」という制度があります。

数ヶ月前に予約すれば、料金が割り引かれる制度です。

急な帰省では間に合いませんがが、定期的な帰省であれば有効活用したいものです。

 

(3)遠距離介護に罪悪感はいりません

遠距離介護に罪悪感を持たれる方もいます。育ててくれた親を、直接面倒を見ていない自分を否定したり、兄弟や親戚の目をきにしてる人もいます。

地域によっては、長男が親の面倒をみるという習慣が根強く残ってます。そこまでいかなくても「身内が親の面倒を見るべき」と考える日本人は多いと思います。

 

親の介護で経済的破綻、離婚が増加

男性は、、、

しかし時代も変わり、親の介護から経済的破綻、別居や離婚に発展するケースも増えてます。特に未婚男性は、身軽なこともあって、親が弱音をはくと、簡単に会社をやめて介護をはじめてしまいます。

親の年金をあてにしてたのに、介護をはじめたら亡くなってしまった(汗)というケースも珍しくありません。

女性は、、、

自分の親ならまだしも、義理の父親や母親の面倒までみるのは、、、と悩んでる女性も多いです。

家庭がある人ほど、介護のためにライフスタイルを変えるべきではありません。

親の介護にかかる貧困問題も発生してます。兄弟や親戚があてにならないから、と自分ひとりで全てを抱えこんでしまうのです。介護するために仕事もセーブしないといけません。

収入が減ってるのに、介護にかかる支出はふえ、自分の体力はどんどん減っていく。

 

親子、共倒れを防ぐために

負の連鎖を断ち切るには、ある種の割り切りも必要になります。つまり介護は外部サービスに任せて、自分はしっかりお金を稼ぐという考え方です。

もちろん、どうやって費用を捻出するのか?という問題はあります。しかし、「金で済ませる=薄情」と考えるべきではありません。

罪悪感がある人もおられるかもしれませんが、「親子共倒れにならないために」と考え方があることも知っておいて損はありません。

 

遠距離介護を成功させるには、準備が必要です。人間は確実に老います。

まずは「見守り」からスタートして、いざ帰省することを考えて交通費の割引、節約制度をマスターしておきましょう。

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